昔は家で子供を見る専業主婦が多くいましたが、最近は子供がいても働く女性ばかりです。時代の変化と共に、女性の社会進出を促す動きは国全体でも支援されています。
出産後すぐに働く人、子供がある程度の年齢になって働く人など様々ですが、主婦が復帰する時に不安に思うことはやはり「以前のように働けるか」ということでしょう。特に子供がある程度の年齢になるまで家にいた人は、自分の仕事能力を低く見積もる傾向があります。「子育てしかしていないからバリバリ働けるのか」「周りについていけるのか」という思いが出てきていることでしょう。働いていなかっただけで、どうかそんな風に自分を卑下しないでください。子育てや家事も立派な社会経験です。むやみにマイナス評価をする必要はなく、むしろ誇りを持って良いくらいです。
それでもどうしても不安に思うのであれば、最初は短時間・短期間の仕事からスタートするといいでしょう。働き始めは仕事が慣れず気を使う毎日に加え、子供の送迎、家事等もあり、生活リズムが大きく変わります。ここでクタクタになって仕事に自信を無くさない為に、負担の少ない職場を選びましょう。ただ、短時間の仕事の場合、子供が熱を出した等で頻繁に仕事を抜けるのは、フルタイムに比べて周りの目は厳しくなりがちです。そのため、子供に何かあった時に助けてもらえる人や施設をみつけておく事が必要です。
最近では一時保育施設や学童保育、ベビーシッター等が充実しているので、事前に調べておくと安心です。育児に励む主婦である以上、どんなに頑張っても仕事に影響する時はあります。こうした時会社や同僚に罪悪感を感じてしまう人が多くいます。罪悪感を感じる必要はありませんが、周囲に迷惑をかけている分頑張らねばいけないという意識は大切です。日頃から普段の仕事をきちんとこなしていればいざという時協力は得られます。職場でやれることはしっかりやって、「この人は会社にいてほしい」と思ってもらえるような人材になることを目指しましょう。